どうも、冬花です。
以前、サーフィンをはじめるならまずサーフスクールをおすすめさせて頂く記事を上げました。
今回は実際に、事前の申し込みから当日までがどんな流れなのか、僕自身の体験談をもとに書いてみようと思います。
サーフショップの選定
まずはお店の選定です。
自分のお住まいから行くことができるビーチってある程度限られると思うので、まずどこの海に行くか?から決めましょう。
僕は東京に住んでいた、且つ、クルマを持ってなくて電車で行かざるを得なかったので「湘南」エリアに絞りました。
つぎにターゲットビーチからどこのお店を選ぶか?ですが、これはもう大差ないと思います。
詳しくもないのに断定するのも何ですが、いまどき悪質な商売してるところなんてそうそうないでしょう。失礼な意見ですがボロ儲けできるような商売でもないでしょうから、ネットで調べてみて検索にひっかかる=経営できてる時点で最低限しっかりしてるお店とも取れます。
それにけっきょく人対人に唯一無二の正解なんてないので、口コミやら何やらを調べたところで、「良い」と言われてる店やインストラクターをアナタが良いと思うかは別ですし、また逆もしかりですからね。
ですのでHPを見てみて自分の感覚で気に入ったところで十分だと思います。
サーフショップへ電話 or メールで申込
次に予約です。
スクールを受けたい日のギリギリに申し込むと先方も対応できないかもしれませんから、ある程度期間を置いて(3~7日前くらいには)申し込むといいでしょう。
懸念は、天気ですね。
海で行うスポーツなわけですので、その日の天気はもちろん、その日までの数日間の天候により、風や波がどうなってるか?という問題もあるので、週間天気予報とかでスクールを受けたい日が好天かどうか、それまでの数日間が荒れてないかどうか、を踏まえたうえで日程設定すると良いと思います。
連絡する際は、名前、参加人数、初めてである旨を伝えればいいでしょう。
僕のケースでいえば、時間と待ち合わせ場所はお店から指定されました。
「では6時半に、辻堂駅でお願いします」
「はい!」
ガチャッ
…えっ…6時!?
みたいな。笑
尚金額ですが、繰り返し僕の例になりますが、こんな感じでした。
◆スクール料金:4000円(2h程度)
◆ボードレンタル:1000円
◆ウェットスーツレンタル:1000円
僕はぜんぶお願いしたので、6000円ピッタリてとこでした。
あと特に女性の方は、現地での着替えはどうすればいいのかも併せて相談・確認しておいた方がいいと思います。(後述)
前日までの準備
心の準備、体の準備について。
心は…まあイメトレですかね。YouTubeとかで初心者とか、スクールとか、テイクオフとか、その辺のキーワードで検索するといろいろ出てくるので、それで思いを馳せて楽しみにしていればいいと思います。
一方、体の準備ですが、日ごろ運動してる方ならいいですけど、運動不足な方は、当日までの一週間くらいで良いので、お風呂上がりのストレッチくらいやっといた方がいいと思います。
あとは前日の夜更かしや深酒は避けること。です。
そして持ち物。
ボードもウェットスーツもレンタルするのだとしたら、あとは最低限必要なのは以下。
◆水着/インナー
(素っ裸にウェットスーツ着る派もいれば、普通に海パンを履く人もいれば、海パンとは言わないまでも水用のインナーを履く人もいます。今回はレンタル想定なので、お店に迷惑をかけない&自分自身の快適さのためにも、素っ裸はやめましょう)
◆バスタオル
海からあがった体を拭かなきゃですね。
◆ゴミ袋
濡れたものを直にバッグに入れないように。
◆ビーサン
クロックスとかでもいいけど。砂浜で履きます
まあ要は、海水浴行くとき何もってく? の観点で準備すれば良いです。
あとは、身分証明書があった方がいいと思います。免許証 or 保険証あたり。
事故ったとか、道具に傷つけたとか。なんやかんやの場面で必要でしょうから。(とはいえインストラクターが安全に配慮してくれるので、指示通りやってると大丈夫です)
当日の朝
当日は、期待に胸を膨らませて行くのみ、です。
そしてこればかりは神のみぞ知るですが、同じ日時に他の受講者がいるようだと、合同でスクールを受けることになります。
いなければ、インストラクター独り占め。波も独り占め、です。
インストラクターとの合流ですが、2パターンあるかと思います。
1 (インストラクターの)クルマで海へ行く場合、指定場所で待ち合わせ
2 (インストラクターの勤務する)サーフショップへ行く
指定場所で待ち合わせパターンだと、クルマに乗せてもらい、ビーチへGOです。そして着いた駐車場で普段着からウェットスーツへと着替えます。
駐車場で着替えパターンですが、サーフィンのメッカな良い場所によっては簡易更衣室が併設されてたりしますが、そんなの無い方が多いです。でそんなときはポンチョをかぶってクルマの陰で着替えることになります。
先述した女性の場合は予約時に着替えを~ というのはこのことです。
お店側に、駐車場で着替えする可能性があるのなら、あらかじめポンチョをもってきてもらう必要があるので。(まあ年がら年中スクールやってて要領は得てるので、お店側が「やべアレ忘れた!」みたいなことは基本無いです)
サーファーの使うポンチョはフードつきで、頭からひざくらいまでスポッと覆われるものが一般的なので、男女とも恥ずかしいものでもないと思います。
一方のショップへ赴くパターンだと、更衣室やロッカー完備の店がほとんどだと思うので、そこで着替えを済ませてからビーチへ向かいます。
さあ海で本番
インストラクターは波情報を事前に調べてきており、その日その時間帯、行ける範囲でどこのポイントがいちばん良いかを考えたうえで連れて行ってくれます。もちろん、初心者向きの波が立つ場所、てことも踏まえて。
その日の海のコンディションや、お店の方針なんかにも左右されるかもしれませんが、インストラクター自身もサーフボードを持っていく場合もありますし、使わないので手ぶら、という場合もあります。
インストラクター自身もボードを持っていく場合だと、ひとりで何本も持てないので、レンタルするボードは自分自身で持って海まで行きます。
まあボードは大きさの割にはさほど重くないので問題ないです。
が、非力な女性で大きめのボードを借りる場合は、代わりに持ってくれるかもしれません。(前後に並んでふたりで同じ脇に抱えて持っていく方法もあります)
海に着いたらまずはストレッチです。入念に行いましょう。
ふだん運動している人、体を鍛えている人でも、はじめてのサーフィンであるならば、使い慣れてない筋肉を動かすことになりますので、油断せず入念に体をほぐしましょう。
つぎに、インストラクター指導のもと、砂浜でシミュレーションをします。
サーフィンは、サーフボードのうえに腹這いになり、へそのあたりで全体のバランスをとるようなイメージで上体を少し上げた状態でパドリング(クロールのように水をかく)をします。
そして波がきたら、それに合わせてテイクオフ(立つ)するわけですが、そのイメトレを陸上でします。
先述のパドリングの状態から、
① 脇を締め、両手をボードの上に突いて上体をグッと反り起こす
② 馳せ参じた忍者のように、一気に足(膝)を胸元に引き付ける
③ 立つ
のステップを踏みます。本記事はテイクオフ講座ではないので詳細は割愛しますが(つーか10年やってて未だに失敗することあるし。。)、このイメトレを何度か繰り返します。
これを終えたら、リーシュコード(サーフボードと足首を繋ぐ命綱)を巻きつけ、いざ出陣です。
あとは思う存分、指導のもと、サーフィンを楽しんでください!
サーフスクールを終えて
スクールはおよそ1~2時間だと思います。
サーフィンは波・海という自然と対峙するスポーツなわけで、刻々と変化するコンディションに左右される部分が大きいので、必ず何時間やります、といった内容にはなっていません。
終わったら、着替え/ショップへ帰る(前後逆もあり)、料金を支払う。そして解散、という感じですね。
ここまでくると、あなたはもうサーフィンのとりこになっているでしょう。
あの独特の浮遊感、疾走感、そして景色。アレを味わうともう抜け出せません。
会計後もまっすぐ帰る気になれず、濡れた髪をかきあげながら店内を練り歩き、ずらっと並ぶサーフボードやウェットスーツを眺め、あごを擦りながら「コレかっこいいね」とか早速知ったクチを聞きはじめることになります(笑)
そんなあなたには、さっきのインストラクターから初心者向け5点セットとかをオススメされる流れが待っています(笑)
ちなみに。
よく、何かをはじめる際にまず恰好から入るタイプの人って多いと思うんですが、サーフィンは恰好から入るのは絶対やめた方がいいです。とくに目立つのは言わずもがな、サーフボードとウェットスーツ。
小物はともかく、この大物2点を高価な有名どころを買っちゃうと、海で実力が伴ってなくてとても恥ずかしいです。
プロサーファーみたいなステッカーベタベタもやめた方がいいです。
「ダサイの持ちたくない。かっこよくいたい」
と思って良いものを持ちたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、あなたが人の目を気にする心をお持ちなら、改めて繰り返し忠告します。
実力が伴ってない内は、高価な有名どころを持ってると逆にダサくなってしまいます。それに良い物は「扱いが難しい物」だったりすることもあります。
ですのでダサイと思われたくないなら、そしてヘタクソ初心者のうちは、安価なノーブランドの物を選びましょう。
店員さんが初心者セットをオススメするのは、サーフィンを長く続けてもらいたいからに他ならないということを理解し、身の丈に合った使いやすいものからはじめましょう。(僕もそのクチではじめ、10年経った今でも健在で使っています)
とまあ、今回はこの辺で。
あなたに素晴らしいサーフィンライフが訪れますように^^
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